防災知識身につくクイズ金沢工大学生団体作る野々市市ＨＰで公開 - 中日新聞

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スマートフォンで参加できる防災クイズを作った学生団体の浜辺圭介代表（左）と吉田晴輝さん＝野々市市役所で

　防災や減災に取り組む金沢工業大（野々市市扇が丘）の学生団体「ＳｏＲＡ（ソラ）」は、災害時に役立つ知識を身に付けられる「防災クイズ」を作った。市のホームページ（ＨＰ）で無料公開しており、パソコンやスマートフォンで気軽に参加できる。　（吉田拓海）

　クイズは「地震編」「台風大雨編」「子ども向け」の三種類で、いずれも計四問。「地震が発生！　車を路上に駐車して、鍵を外してから避難するのは？」「エレベーター内で地震が発生！　外へ出るために一階のボタンを押すのは？」といった災害時の行動を○×の二択形式などで問う。

　市は八日、市内十カ所にある拠点避難所の運営訓練を予定していたが、新型コロナ禍で中止になった。ＳｏＲＡも例年の啓発活動を自粛する中、市に協力してクイズを作ることにした。

　浜辺圭介代表（２０）＝環境土木工学科三年＝は「地域の人と直接会う機会がなかった。防災意識を持つきっかけになれば」と話す。クイズを一緒に作った吉田晴輝さん（２１）＝同＝は「改めて知識を深められた。皆さんの役に立てば」と期待している。

　市はインターネット環境がない市民のため、紙にまとめた「自宅でできる防災対策」を各町内会に配布している。防災クイズは載っていないが、災害への備えを促している。

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