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コロナ禍で作る安全マップ ICT活用し3密回避 犀桜小校区 今秋完成へ住民ら準備 - 中日新聞

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オンラインサービス「ミロ」を使ったマップ作りのイメージ

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  • 地域安全マップ作りについてスライドを交えて説明する山本啓一教授(手前)=金沢市菊川町公民館で


 犯罪が起きやすい場所を模造紙にまとめる「地域安全マップ」を、金沢市犀桜(さいおう)小学校区の住民らが今秋、情報通信技術(ICT)を使って作る。講師は県警防犯アドバイザーを務める北陸大の山本啓一教授(地域防犯)で、ICTによるマップ作りは全国でも例がないという。参加者が一堂に集まらなくても作業でき、新型コロナウイルス禍ならではの試みともなる。(村松秀規)

 植栽が茂り、周囲から見えづらい住宅街や公園。そうした「入りやすくて、見えにくい」場所で犯罪は起きやすい。山本教授は二十四日夜、金沢市の菊川町公民館で地域住民ら二十五人にスライドを示して説明した。

 本来、マップ作りは児童向け。地域を歩き、危険箇所を探す。模造紙に地図を描き、なぜ危険かを説明した付箋を貼って仕上げてもらうことで、子どもの防犯意識を高めるのが狙いだ。

 「マップ作りは地域全体の安心安全にもつながる」。そう話す菊川町公民館の原恵子主事は、昨年に続き実施を決めた。ただ、コロナ禍の中、「密」になりやすい作業に児童を参加させるのは難しい。せめて地域住民だけでも、できないか。そこでICTの出番というわけだ。

 使うのは、オンラインサービス「miro(ミロ)」。拡張機能を持った「ホワイトボード」をパソコンに表示させ、地図や写真、付箋を貼るといった作業を複数人で同時にできる。三階建ての公民館の各階に住民を分散させて作業すれば「三密」を防げる。

 山本教授は「作業効率の向上はもちろん、作りっぱなしになりがちなマップの活用も楽になる」と期待する。マップ作りは十月五日の予定。北陸大の学生も準備を進め、当日は住民たちに加わって取り組む。

 「コロナの時代でも地域防犯は常にしなければいけない。新しいことを学ぶチャンスでもある」と菊川町公民館の戸田正登館長。山本教授は「継続することが地域を変える大きな力になる。この機運を止めないことが大切だ」と語る。

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