徳島県内の限られた地域で生産される、阿波晩茶がことしもできあがり、生産者たちが集まって試飲会を行いました。
阿波晩茶は、爽やかな酸味が特徴で、茶葉をゆでたあと、おけにつけ込んで発酵させて作る独特の製造技術が国の重要無形民俗文化財に指定されています。
上勝町では、製造技術を次世代に引き継ごうと、生産過程を体験してお茶のおけのオーナーになってもらう取り組みを行なっています。
３０日は、オーナーたちが集まって、できあがったお茶を試飲する会が開かれました。
参加者は、お茶のいれ方を教わったあと、自分たちで作った茶葉で早速お茶をいれて香りや酸味を楽しんでいました。
参加したオーナーは「一度製造過程を体験したからこそ、阿波晩茶のありがたみを実感しました。プロの農家のものとは味が違いますが、おいしいです」と話していました。
参加した農家は「それぞれ味が違いますが、どれもよくできていると思います」と話していました。
オーナーたちは、ことし１２月に開催される「上勝阿波晩茶祭り」にむけて、自分たちで作った茶葉を使った商品開発など準備を進めていくということです。
October 30, 2022 at 10:19AM
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