世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム106回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。
静のアドレス、動のシンクロを確認する
アマチュアゴルファーの中には「練習してもなかなかスコアがよくならない」、または「以前よりスコアが悪くなった」と悩んでいる人が結構多いのではないか。そんなときは、一度基本に立ち返ってみるといいだろう。意外と基本的なことが崩れてしまっていて、それが伸び悩みの原因となっていることもある。今回はスイングの根幹部分を構成する「静と動」、「アドレス」と「体と腕のシンクロ」について解説していきたいと思う。基本をもう一度チェックして、秋からのゴルフシーズンに備えてほしい。
毎回同じアドレスを作る手順
ゴルフはボールが止まっており反射的に動く必要がないため、常に同じスイング動作をすることが求められる。距離や状況に対応するのはクラブの番手やスイングの振り幅であるため、基本的にはスイングそのものを変えるわけではない。そして、常に同じスイングをするには、スイング動作に入る前の準備段階であるアドレスが大切になる。毎回同じアドレスができるように、あらかじめ構える手順を決めておくといいだろう。アドレスの方法は様々あるが、ここではアマチュア向けにシンプルで再現性が高い方法をご紹介したいと思う。 アドレスは、プレーヤーとクラブの唯一の接点であるグリップから始まる。まず両手でクラブを持ち上げ、胸の前で左手、右手の順で片手ずつグリップを握る。この時、手のひらではなく、指でグリップを握ることがポイントだ。指をクラブにひっかけるようにして握ってから、手のひらを被せる。左手は小指、薬指、中指の3本、右手は薬指・中指の2本でクラブを支えるようにして握る。右利きの人は普段使い慣れた右手の人差し指と親指に力を入れがちだが、この2本は軽くグリップに触れるくらいにするといいだろう。 グリップが決まったら、次にアドレスの姿勢を決める。胸の前にある腕とクラブを、ワキが軽く締まるところまで下げる。胸の筋肉が軽く緊張し、上腕部が圧迫される感じが出るポジションだ。腕とクラブを下げたら、骨盤からクラブヘッドが地面につくまで体を前傾させる。最後に軽く膝を緩めればアドレスは完成する。 日本人は骨盤が後傾しやすいため、膝が曲がりすぎてお尻が下がったアドレスをよく目にする。このようなアドレスでは体を使ってスイングすることができないため、方向性を損なうだけではなく飛距離も出ない。膝を曲げてから前傾しようとすると、骨盤が後傾したアドレスになりやすいため、膝を曲げる前に骨盤を前傾させるように気を付けよう。 最後にボールポジションだ。まず、足を閉じた状態でボールをスタンスの中央に置く。そのポジションから、左足を動かしてボールとの位置関係を決める。短い番手なら左足を目標方向に動かす度合いが大きくなるし、ドライバーならほとんど動かさなくてもいいだろう。左足が決まってから右足を開いてスタンス幅を決める。なんとなくボール位置を決めていては、せっかく良いスイングをしても結果は伴わない。番手ごとに適切な位置にボールをセットできるようにしよう。漫然とクラブを構えるのではなく、いつも同じ方法と手順でアドレスを作り、再現性の高いスイングの土台を作ろう。
August 21, 2020 at 09:48AM
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