静岡市の田辺市長は１２月１日の市議会で、新型コロナウイルスの影響で凍結中の、清水港に水族館と博物館の複合施設を作る計画について、「事業者からは前向きな意見が増えている」と述べ、早期に計画を再開させる考えを示しました。
静岡市議会は１２月１日から質疑が始まり、最大会派・自民党市議団の丹沢卓久幹事長が新型コロナの影響で凍結されている計画が多い市の大規模事業について問いました。
田辺市長はまず、清水区に水族館と博物館の複合施設を作る計画について、「深海生物の展示や海中のライブ映像など、ほかではまねできない展示内容の掘り起こしに取り組んできた。事業者からは前向きな意見が増えている」と延べ、早期に計画を再開させる考えを示しました。
さらに、スポーツイベントやコンサートが開けるアリーナ施設の建設や清水エスパルスの本拠地となるスタジアムの建て替えについても実現に向けて意欲を示しました。
一方、清水庁舎の移転計画について、田辺市長は「新しい庁舎のあり方を今年度中に示す」と述べたものの、移転を実行するかどうかは明言しませんでした。
また、第２会派「創生静岡」の栗田裕之議員が清水区の桜ヶ丘病院を津波の浸水想定区域であるＪＲ清水駅東口公園に移転する計画について説明を求めると、田辺市長は「利便性が高く、コンパクトシティを目指すまちづくりに合致する」と述べました。
December 01, 2021 at 05:10PM
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静岡市長 清水港に水族館など複合施設作る計画早期再開へ｜NHK 静岡県のニュース - NHK NEWS WEB
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