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KAIST、ニューヨークに「企業型キャンパス」を作る - 東亜日報

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「カイスティアン(KAISTian)がハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)の人たちより足りないのは、実力ではなく夢の大きさです」

KAISTの李光炯(イ・グァンヒョン)総長は9日、米ニューヨークの国連プラザビルでオンラインで開かれた「ニューヨークキャンパス設立覚書の記者会見」でこのように述べた。覚書の締結で、KAISTは初の海外キャンパスを設立することになった。李総長は、「KAISTの教授と学生は、韓国初という修飾語に安住せず、グローバル視野で研究・教育し、企業革新を支援しなければならない」と述べた。

ニューヨークキャンパスの設立関連寄付者は、グローバル・リーダーシップ・ファンデーション(GLF)のベ・ヒナム会長だ。1981年に米国に渡り、不動産投資で成功した事業家だ。氏はニューヨーク、ロングアイランドなどにある3万3000平方メートル(約1万坪)規模の土地と建物を買い入れ、KAISTに提供する予定だが、このうち、ベ会長がどれだけ寄付するかは決まっていない。べ会長は、「KAISTが優秀な人工知能(AI)および工学競争力を土台に、世界的な韓国人リーダーを育成することに貢献したい」と語った。

KAISTは、大学許認可や土地購入などの過程を経て、早ければ2年内にニューヨークキャンパスを開くことができると見ている。KAISTはここを足掛かりに、韓国と米国の両地域のグローバル市場を攻略する「グローバル双子戦略(Global Twin Strategy)」を構想している。

初の海外キャンパスをニューヨークに置く理由は、ほかならぬKAISTの競争力にある。李総長は、「ニューヨークは全世界の文化と金融の中心地であり、バイオ産業の拠点だ」とし、「文化技術、アークテック、カルチャーテック、そして人工知能と金融を結合した文化分野でKAISTが強みを持っている」と説明した。

工学分野でも、KAISTは競争大学より優位に立っている。KAISTの工学分野の世界大学の競争力(2021年のQSランキング)は16位で、ニューヨークの名門コーネル大学(36位)、コロンビア大学(47位)、ニューヨーク大学(NYU)よりも高い。

ニューヨーク・キャンパスは、KAISTの学生と教授にグローバル教育、国際共同研究の機会を提供し、韓国起業家たちのニューヨーク進出の足がかりとなる。李総長は、「ニューヨークキャンパスを研究と教育はもちろん、未来価値を創造する企業型キャンパスに発展させたい」とし、「最終目標は、韓国企業がKAISTの助けで競争力を育ててナスダックに進出することだ」と強調した。

KAISTは、ニューヨークキャンパスの設立後は、シリコンバレーにも新しいキャンパスを設立する計画だ。

池明勳 mhjee@donga.com

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December 13, 2021 at 06:28AM
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