寒さに対抗するには、ひざ掛けやウールの靴下だけでは足りないこともある。冬を生き抜くには、それに適した朝食を取って一日を始めよう。 【画像】マンネリになりがち? 気分を変えるための簡単朝ごはんレシピ4選 衣替えは完了。毛皮のひざ掛けもストールも出した。食事の取り方も徐々に変わってきた。サラダなどの生野菜や南国のフルーツはさようなら。ラクレット、ココアやフレンチトーストに切り替えた。春の到来はまだまだ先のこと。朝ごはんだって、冬に合ったものに変更しなければならない。
毎朝食べるものを変える意味
「季節によって体が必要とする栄養素は変化します。朝ごはんも季節に合わせるのが重要です」と栄養士のアン=ロール・ムニエは言う。そう、献立の調整が必要だ。しかしより油っこいものというわけではない。「シベリアに住んでいるのでなければね」と彼女は付け足す。 朝ごはんを調整するのは、体がこの季節をより良く過ごせるようにするためだ。「低い気温やウィルスなど外部からの攻撃に強くなるためです。食べ物によって免疫力を強化するわけです」と専門家は説明する。 この季節に不足しがちな栄養素(そのために体調が悪くなる)を補うことも大事だ。ムニエによると、フランスの人口の75%はビタミンCとD、特にビタミンDが不足しているそうだ。「日照時間が減るのが原因です。肌が必要最低限の紫外線に当たっていないため、ビタミンの量が急速に低下しています」
甘みのある朝食
寒さに負けないため朝食の献立として、甘みのあるものなら旬の果物、それも柑橘系を加えよう。「この時期に一番不足するビタミンCとDを豊富に含んでいます。免疫力を活性化してくれるので、寒さ故にはびこるウィルスから守ってくれます」とムニエは説明する。みかん、オレンジやレモンは心ゆくまで堪能しよう。「冷凍のベリーもとてもいいですよ。冷凍しても栄養素は損なわれません。ベリーは柑橘系よりもビタミンCが豊富ですしね」。これらのフルーツをフロマージュ・ブランに合わせるのもいい。「なるべく多くのビタミンDを得られるよう、低脂肪でないフロマージュ・ブランを選びましょう」とアドバイスする。 そして寝起きに甘いホットドリンクが飲みたくても、白砂糖はやめておこう。「コーヒーや紅茶に甘みを加えたいのなら、自然食料品店などで売っているマスコバド糖に変えてみましょう。ミネラルや食物繊維が豊富なので腸内環境を整えるのに最適です。冬場に弱まりがちな消化器にもってこいですね」
December 29, 2021 at 07:55PM
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