ブロックチェーンを使う理由と使わない理由
ブロックチェーンを使うことで、劣悪な労働環境の工場で行われているような取引ではなく、時間をかけて安定的に仕事をするパキスタンなどの職人を支援することができると、サンドバーグCEOは言う。
「当初はすべての工程をフランス国内で行うつもりだった。しかし、海外の職人たちに協力を求めたことで、多くのベネフィットが得られた。パキスタンはほんの一例で、ベトナム、中国、マレーシア、バングラデシュなども同様」
トゥルー トライブのショートパンツの小売価格は約200ドル。高価だが、高品質で多くの時間とリソースを投入している商品だと同CEOは述べる。
SUKUは、米銀最大手JPモルガン・チェースのエンジニアが開発したブロックチェーンの「クォーラム(Quorum)」を採用している。(JPモルガンはクォーラムをコンセンシス(ConsenSys)に売却した)
興味深いことに、SUKUの説明には「ブロックチェーンを使って」という文言がない。
「我々はその件について、時間をかけてじっくりと考えました。『ブロックチェーンを使って』と表現することは2017年的。ブロックチェーンは今では当たり前になりつつある」と、SUKUの製品・運用担当ディレクターのマーチン・カチンスキー(Martin Kaczynski)氏は述べた。
翻訳:新井朝子編集:増田隆幸、佐藤茂画像:Shutterstock原文:French Fashion Brand Adds Blockchain Tracking to Clothes Made From Ocean Plastic
December 20, 2020 at 07:00AM
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海洋プラスチックで作る衣料、追跡機能に「ブロックチェーン」と仏ブランドが宣伝しない理由 - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス
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