美しいイチゴが映えるイチゴわらびもち、パッケージを変えて大ヒットにつながったあんドーナツやレトロ菓子シリーズ。立て続けにヒットを飛ばし家業をV字回復させたのは、1924年創業、秋田県秋田市に本店を構える「三松堂」の4代目後藤誠一さんです。「いいものを作るだけでは売れない」と話す後継ぎが見出した、売れる商品の開発方法を聞きました。
三松堂の概要
1924年創業、秋田県秋田市中通5丁目に本店を構える三松堂。東京にあった煎餅店 三玉堂にて修行を積んだ初代が、秋田市に創業。本店以外にも、秋田駅ビルのトピコ、公式オンラインショップ、楽天等でお菓子を販売。今や少なくなった、餡子を店内で作り、餡子の美味しさにこだわった和菓子店。
「自分の和菓子店を開きたい」
――三松堂を継がれるまでのキャリアを教えてください。 東京の大学を卒業後、和菓子の道に進もうと考え、東京と青森の和菓子店で修業しました。どちらも名店として知られるお店で、東京では厳しい師匠の下で学び、青森ではもう少しのびのびとした環境で、新商品づくりまでを任せてもらっていました。 修業に入った時点では実家のお菓子屋を継ごうとは考えておらず、秋田に帰って、自分の店を持とうと思っていたんです。
職人の死をきっかけに、家業を継ぐことに
――どうして継ぐことになったのでしょうか? 青森での修業を終えて、家業のお手伝いに入りました。どこにお店を開こうかと場所を探していたのですが、私が戻って3年目、うちの職人が亡くなってしまったんです。 私の父は職人ではなく経営者で、職人が私しかいなくなってしまいました。その職人が亡くなる前から、自分が好きだったお菓子の作り方は習ってはいました。完璧に仕事を覚えていたわけではなかったけれど、もう自分で継ぐしかなかったんです。 継ぐ前の三松堂は、今のような和菓子店ではなく、和菓子・洋菓子・仕入れ品と、お菓子なら何でも扱うお店で、年々売り上げが下がっている状態でした。どん底に近い状態で、銀行からも「ちゃんとやれ」と詰められるぐらいでした。
January 24, 2021 at 06:00AM
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「いいものを作るだけでは売れない」和菓子屋4代目の「売れる商品」開発方法(ツギノジダイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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