みそを作る園児のドキュメンタリー映画天竜区と湖西市で上映会 - 中日新聞

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上映会の参加を呼びかける手塚めぐみさん（右）と木下いづみさん

　自分たちの食べるみそを自分たちで作る幼稚園の取り組みに迫るドキュメンタリー映画「いただきます〜みそをつくるこどもたち」の上映会が二十四日に浜松市天竜区、二十五日は湖西市である。企画した一人は「笑いあり、涙ありの内容。押しつけがましくなく、日本に昔からある納豆やみそといった発酵食、玄米の良さを知ってもらう機会にできたら」と狙いを明かす。　（末松茂永）

　一年半前に東京から浜松市天竜区水窪町へ夫と移住したエコ雑貨作家、手塚めぐみさん（４３）の発案。湖西市で学校に通えない子どもの居場所づくりに力を入れる元教師で知人の木下いづみさん（５５）が応じた。

　日本の伝統的な食事が日本人の体に合うとの考えから、みそを造り、玄米を食べる福岡市の高取保育園が映画の舞台。アトピーやアレルギーが改善される子どもたちも描く。

　「和食の給食は子どもに大人気。食べ終えたお皿をベロベロとなめる園児の姿はほほ笑ましい」と手塚さん。自身もこの映画に出合ってからみそ造りを始めた。「日本食の大切さを説くような講演会にはちょっと距離を置きたい人でも、映画ならすんなり入ってくると思う」

　四日は湖西会場となる表鷲津多目的ホール（鷲津）で、音響の確認や今回手伝ってくれる人たちのために試写会を開いた。参加者の一人は先輩園児が後輩園児にみそ造りを教える伝達式の場面に「感動して泣きそうだった」と語った。

　上映会は二十四日が浜松市天竜区の市二俣協働センターで午前十時半と午後二時からの二回。二十五日は午後二時から、湖西市の表鷲津多目的ホールで。鑑賞後、みそにいり粉やかつお節、乾燥ワカメを混ぜた「みそ玉」を溶かしたみそ汁を味わいながら、感想を語り合う場を設ける。

　大人千円、中高生五百円、小学生以下無料。

　希望者は電子メールに（１）名前（２）住所（３）電話番号（４）希望会場、日時（５）参加人数を記入して申し込む。宛先はitadakimasu.yoyaku@gmail.com。