出典：日経クロステック、2023年5月25日
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）
Excelを使って今から新しいグラフを作りたい。簡単なグラフならいざしらず、書式がちょっと複雑なグラフの場合、以前作ったグラフの書式を流用して時短を図りたくなる。どうするのが早くて快適だろう？
ひな型のグラフをコピペで流用
ここでは別シートにひな型にしたいグラフがあると想定しよう。下記はその一例で、「世界の新聞」というシートに横棒のひな型となるグラフを作成した。
「世界の新聞」というシートに横棒グラフを作成した。横棒グラフは項目の順番が逆になるため、書式の設定がかなり面倒だ。図はすでに設定を終えたもの
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次に「世界のGDP」という別シートに表を作成した。この表から横棒グラフを作成するのだが、「世界の新聞」シートのグラフと同じ書式にしたい。
「世界のGDP」という別シートに表を作成した。この表から横棒グラフを作成して、書式は「世界の新聞」シートのグラフと同じにしたい。どうすべきか
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上記のような場面に遭遇することがよくあるのではないか。方法はいくつか考えられるが、ここではコピー＆ペーストしたグラフの「グラフの選択範囲」を書き換える方法を紹介したい。
まず、ひな型のグラフをコピーして、「世界のGDP」シートにペーストし、「グラフのデザイン」タブから「データの選択」ボタンをクリックして、「データソースの選択」ダイアログを開く。
ひな型のグラフをコピーして、「世界のGDP」シートにペーストした。次に「グラフのデザイン」タブから「データの選択」ボタンをクリックする
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ここで注意したいのは、アクティブになっているシートだ。流用元のグラフのデータソースになっている「世界の新聞」シートがアクティブになっている。
「データソースの選択」ダイアログが開く。同時にグラフのデータソースになっている「世界の新聞」シートがアクティブになる
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シートタブをクリックして「世界のGDP」シートに切り替える。さらに「グラフデータの範囲」を選び、｢世界のGDP｣に作成した表の範囲A1:B7を適用する。
「世界のGDP」シートタブをクリックしてシートの表示を切り替える。ダイアログの「グラフデータの範囲」にカーソルを置き、A1:B7を選択する。これで「グラフの選択範囲」は「=世界のGDP!＄A＄1:＄B＄7」になる
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以上の設定ができたら「OK」ボタンを押す。一発で同じ書式のグラフを作れた。
「OK」ボタンを押すと、書式を流用したグラフを一発で作れた。項目の数や値が新しくなっていることが分かる
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July 25, 2023 at 03:00AM
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