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和歌山御坊天然木で作る一枚板家具35歳若社長の挑戦 | 地域で光る小さな会社 | 櫻田弘文 - 毎日新聞

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 新型コロナウイルス感染症の流行で、家具・インテリア業界はさまざまな影響を受けた。当初、小売店は時短営業や休業などで業績が大きくダウンした。だが感染症の流行が長引くと、“すごもり需要”や在宅ワークの浸透が追い風となり、その後は好業績で推移した店も多い。

 それが今年に入り、また多くの小売店が苦戦し始めていると聞く。コロナ禍前からの、業界の構造的問題が再び頭をもたげてきたからだ。特に地方の中小小売店は大手チェーンとの価格競争にさらされ、仕入れ原価の値上がりや物流コストの上昇、人手不足などでも苦しむ。

 そんな中、大手との競争を回避しつつ、地域で独自路線を築く店が和歌山県御坊市にある。1976年創業の「塩路家具」だ。2020年になって社名を「リビンズ シオジ」から戻しているのも興味深い。さっそく3代目社長の塩路真隆さん(35)に話を聞きに行った。

「和歌山市内や大阪圏に行ってしまう」

 御坊市は和歌山市から南へ約50キロの場所にある。人口は2万2000人ほど。塩路家具は御坊市にある本店と、さらに南の田辺市に支店を持つ。田辺市には大手チェーンが出店しているが、御坊市にはまだない。

 これが大きなアドバンテージであるように思えるが、塩路さんに話を聞くと、そう単純な話でもないらしい。

 「大型の競合店がないことは、マイナス要素にもなっています。街の人は大きな買い物がある場合、車で約30分の和歌山市内や、1時間ほどの大阪圏に行ってしまうからです。だから塩路家具をたくさんの人が集まる魅力的な場所にしたいのです」

「一枚板家具」の魅力

 塩路家具の店内を歩くと、最初に目を引くのが個性的な「一枚板」の数々だ。一枚板家具とは、一本の木から切り出した板をそのまま使った天然木家具のこと。主にダイニングテーブルなどに使われている。その品ぞろえを目当てに、地元だけでなく県外からも多くの人が訪れるという。

 「本格的に始めたのは18年です。知り合いの経営者から専門に取り扱う業者を紹介され、そこで一枚板の木目には一つ一つストーリーがあることを知りました。すぐ商品化してみたいと思い、勢いで3枚仕入れました」

 驚いたことに、この3枚が納品される日、一枚板を探しているお客さんが来店したという。

 塩路さんが一枚板の魅力を最も実感したのは、その板をテーブルとして納品した日のことだ。お客さんは有給休暇を取り、家族全…

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July 02, 2023 at 03:00AM
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