木造の仏像彫刻を作る佐賀市開成の財俊彦さん(61)
会社員だった9年前、趣味で始めた木造の仏像彫刻にのめり込み、今では県展に入選するほどの腕前になった。「時間に追われる毎日とは対照的にゆっくりと成長する木に魅力を感じた」といい、福岡県にある仏像彫刻の教室をのぞきに行ったのがきっかけ。仏教の勉強もして、修業まで体験した。
実存する仏像を模倣した模刻を多く手掛ける。複数の角度から撮影された写真を参考に木材に下書きして、のこぎりなどで大まかな形を取り、彫刻刀で仕上げる。1体を仕上げるのに数カ月を要し、2尺(約60センチ)の力作「千手観音」は約1年かけて完成させた。2018年の県展では「明星観音」が入選した。
昨年からは県内で教室を主宰、生徒とともに作品作りに打ち込む。「ずらりと並ぶ仏像を見ると癒やされる」と目を細める。
毎年展示会を開いており、過去作を含む約20点を3月1日まで、佐賀市柳町の専福寺で展示している。「仏像には廃れない何かがある。その奥深さや歴史に触れてほしい」。入場無料で、午前10時から午後5時(最終日は午後3時)まで。生徒も募集している。問い合わせは財さん、電話090(2512)1496。(森田夏穂)
February 26, 2021 at 07:05PM
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〈近ごろ通信〉木造の仏像彫刻を作る財俊彦さん - 佐賀新聞
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