返礼品にギフト券を贈るなどの手法が問題視され、一時ふるさと納税制度から除外された大阪府泉佐野市。その後、返礼品は地場産品に限るなど、総務省が設けた新制度のもと、昨年、ふるさと納税に復帰しました。ほかの地域に比べて、魅力ある特産品が少なかったため、「ないなら作る!」と、クラウドファンディングを活用した、新たなふるさと納税に取り組んでいます。泉佐野市が考案した「新しい形のふるさと納税」は、コロナ禍で苦しむ事業者たちにとっては、収益回復の希望となり、それが地域の社会貢献にも広がりつつあります。自治体、事業者、地域の“三方良し”の新戦略とは? 【動画】ないのであれば作っていこう“地場産業” 泉佐野市の「ふるさと納税」
「地場産品をイチから作る!」資金援助で魅力ある返礼品を開発
泉佐野市にある食品加工会社「丸善食品」で、新たな返礼品として開発が進んでいるのは、最上級の牛ヒレ肉「シャトーブリアン」のステーキ。ぶ厚くカットして焼き上げられたステーキの上に、フォアグラとトリュフがトッピングされた贅沢な一品です。試食するのは、泉佐野市成長戦略室担当理事の阪上博則さん。 「おいしい! ほんまにおいしいね、これ。肉は柔らかいし、フォアグラの脂が甘みもあって。ソースはもうちょっと甘みを抑えてもいいかもしれん。」(阪上博則さん) 凝縮した旨味と肉質の柔らかさが特徴で、それを可能にしているのが、マイナス1.5度から2度の間で保存・熟成させる“氷温熟成”という技術。およそ9千万円をかけて導入され、資金は泉佐野市が始めたふるさと納税の新たな仕組みで集められました。
新たな取り組み「ふるさと納税3.0」とは?
ことし9月、泉佐野市が開いた記者会見で、泉佐野市の千代松大耕市長は… 「人気がある返礼品が少ない自治体であっても豊富な自治体と渡り合っていけるような新しい取り組みをスタートした。」と発表。過去に泉佐野市は、ふるさと納税の返礼品にアマゾンのギフト券などを贈り、2018年には全国トップのおよそ497億円の寄付を集めました。しかし、その手法を問題視した総務省は、泉佐野市を制度から除外。反発した市は国を訴えて勝訴し、去年7月、制度に復帰しました。総務省は、返礼品について地場産品に限り、かつ寄付金額の3割以下と制度を改正。かつての手法は使えず、人気の地場産品も少ない泉佐野市は戦略の見直しを迫られました。そこで、新たに打ち出したのは、ルールの中で工夫をして地場産業を生み出すプロジェクトです。 「ないのであれば“地場産業を作っていく行動を起こそう”とうことで、昨年から『ふるさと納税3.0(サンテンゼロ)』というものに取り組んでいます。」(泉佐野市成長戦略室担当理事 阪上博則さん)
November 08, 2021 at 05:53PM
https://ift.tt/3BQPpgF
【特集】なければ作る!「ふるさと納税3.0」で ビジネスチャンス生み出す泉佐野市“三方良し”の新戦略とは?(読売テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
https://ift.tt/35vzQLu
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【特集】なければ作る!「ふるさと納税3.0」で ビジネスチャンス生み出す泉佐野市“三方良し”の新戦略とは?(読売テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース"
Post a Comment