松下選手へ五輪応援横断幕小松・金野町子ども会作る - 中日新聞

tsukuru.prelol.com

子どもたちのエールを受ける松下桃太郎選手（左）と子ども会のメンバーら＝小松市金平町で

町内花壇にミニ風車15個も設置

　小松市出身で東京五輪カヌー日本代表の松下桃太郎選手を応援しようと、地元の同市金平町の金野町公民館で、子ども会の児童六人がミニ横断幕を作った。松下選手も練習の合間を縫って訪れ、「子どもたちのためにも頑張る」と活躍を誓った。（久我玲）

　町内の国道４１６号沿いにある四十平方メートルの花壇を五輪色に彩って華やかにしようと、金野町婦人会が企画。松東みどり学園の小学部一年生から四年生の計六人が、縦三十六センチ横八十九センチのミニ横断幕に松下選手へのメッセージやカヌーの絵をあしらった。花壇をにぎやかにするペットボトルを使った風車も十五個作製した。

　子どもたちが松下選手への応援メッセージを書き込んでいる最中に、同市で合宿中の松下選手が登場。子どもたちは驚きと喜びに沸いた。松下選手は完成した横断幕に勇気づけられた様子で「地元に応援してもらうと力になる。子どもたちのためにも頑張りたい」と笑顔。四年生の笠巻美里さん（９つ）は「筋肉がすごかった。カヌー頑張ってください」とエールを送った。

　横断幕と風車は、マリーゴールドやペチュニアなど五色の花が植えられた花壇に、オリンピックが閉会する八月八日まで掲げる。

　同町婦人会の釣川久子さん（４７）は「コロナで一年以上実施できなかった子ども会の行事ができてうれしい。花壇もかなり華やかになった」と話した。