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市民が作る政策と予算 - 円より子(マドカヨリコ) | 選挙ドットコム - 自社

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 車道は車がビュンビュン。歩道も自転車が走り、電柱と店の看板もあり、安心して歩ける場がありません。ましてや道でのんびり子どもと遊ぶなんて無理。

 昔は良かったと言うつもりはありません。しかし、こんなに車社会になっていなかったから、家の前の道は近所の社交場でした。縁台を出して、花火をしたり、近所のおじいさんのお化け話に聞きいったり。

 水飴をなめながら紙芝居に興じる、道に蝋石で絵を描く、鬼ごっこや隠れんぼ、キャッチボールと、道は人が集り、交流する場だったのです。それが、今では車に占領されてしまい、まともに歩ける歩道のないところも多い。

 おかしいと思いませんか。

 子どもが遊べるような歩道、幼児を乗せて走れる自転車道、障がいのある人も杖が必要な高齢者もゆったり歩けて一休みすることもできる道、どこの町にも車道とは別にそんな道があったらと思います。これは贅沢なことでしょうか。

 高層住宅がどんどん建ったから、近所付き合いのないのもしかたないのでしょうか。道は人のものではなく、車のものになるのもやむを得ないのでしょうか。

 パリやヨーロッパの街々を歩き、知人友人を訪ねた時のこと、マンション住まいの人が多かったのですが、広い中庭があり、赤ちゃんを抱っこして、幼児を遊ばせているパパや、仕事を引退した高齢のご夫婦などが話をしていて、そこにバリバリのキャリアウーマンが帰宅し、また、話が盛り上がるという風景をよく見かけました。私の子どもの頃の道のイメージでした。

 パリでは、市の予算の5%が市民参加型予算にあてられていると言います。住民であれば、国籍を問わず、誰からの提案でも良く、みんなで議論し、採用するかどうか決めるそうです。

 社交の場になるような、子どもたちが遊びまわれるような道が欲しい、自転車道を増やしてなど、もし、東京都でも、都民が提案できるなら、そして、都民参加型の予算枠があるなら、もっと住みやすい町になると思いませんか。

 昨年のことなのに、遠い昔のことのようですが、あの、小さくてほとんどの人が使わなかったアベノマスクは500億円もかかったとか言われています。

 もっと別の、本当に必要なことに使って欲しいと思った人は多いと思います。

議員は私たちが選び、私たちの代表として、私たちの意見を政策や予算に反映してくれる存在ですが、どうも本当に私たちの意見を聞いてくれているのか疑問を感じてしまいますよね。

 デジタル庁を作るということですが、ITの導入でただ業務を効率化するのではなく、せっかくのデジタル技術を私たちの生活に役立ち、これまでの行政サービスが届かない人たちにも届くようにしてもらいたいし、そのためにも、誰もが、こういう困りごとに直面しているから変えて欲しいなどと、オンラインで相談し、提案までできる、そんな仕組みが大事だと思うのです。

 女性のための政治スクールでは、これまで多くの市議区議県議さんが誕生し、活躍していますが、ぜひ市民参加型予算を獲得して欲しいものです。その仕組み作りを6月26日のスクールで、お話しを伺い、議論する予定です。どうぞお楽しみに。

 また、都議会議員選挙も近いですが、そういう活動をしてくれるような議員さんを増やしたいですね。

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June 20, 2021 at 07:02PM
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