板橋区にある地下水路「暗渠(あんきょ)」の地図をイラストにした「いたばし暗渠Tシャツ」が今月、誕生した。区民による「いたばしデザイン同好会」が区内を歩き回って制作し、販売している。同会は「暗渠を通じて地域を知れる。楽しみも広がっていく」と魅力を話す。
Tシャツには、暗渠を赤線で引いた全区の地図が描かれている。高地になるほど濃い青が塗られ、地形も表現。河川名を記し、正しい読みができるようにルビも振った。
同好会は昨年秋に結成。同区にちなんだグッズを作るなどしてきた。Tシャツは、同会の斉藤琢磨さん(41)が発案。メンバーでデザイナーの尾引(おびき)美代さん(51)も賛同し、約四カ月の制作期間で作った。
斉藤さんがツイッターでTシャツ作りのことを書き込んだときには、中級暗渠ハンターの高山英男さんが、暗渠情報の提供を申し出てくれた。資料を集めたり、区役所に問い合わせたり。街を実際に歩き回り、位置も確認した。尾引さんは「暗渠があるからコケが生え、水の音がする場所もあった。知らなかった板橋がこんなにもあったのかと驚きました」と振り返る。
斉藤さんは「暗渠を入り口に、地域の地形や名称の由来、歴史も分かる。今は見えなくても、かつては生活に使われただろう川が身近に流れていることに、思いをめぐらせる人が増えたらうれしい」と期待する。
Tシャツは三千七百五十円(税込み)。暗渠の位置などが新たに分かれば、デザインも更新していくという。購入は「いたばし暗渠Tシャツ」で検索を。 (中村真暁)
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June 12, 2021 at 05:09AM
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板橋を歩き回り「暗渠(あんきょ)」Tシャツ作る 地下水路イラスト - 東京新聞
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