川口市で自主夜間中学を運営する市民グループ「埼玉に夜間中学を作る会」の設立三十五周年集会が三日、JR川口駅前の複合施設キュポ・ラであった。作る会の働き掛けなどで昨年四月、県内初の公立夜間中学として誕生した同市立芝西中学校陽春分校の生徒たちが、充実した学校生活について語った。
「こんばんは」とあいさつした蕨市の堀川しず子さん(87)は、戦中戦後の混乱期に十分に義務教育が受けられず、学び直しがしたいと陽春分校への入学を決意。一期生約八十人の中で最高齢だ。
国語の授業では「先生が知らないことも知っていた」と会場を笑わせ、二日にあった運動会は「満月の下で玉入れをし、圧巻だった。外国出身の生徒が必死に走る姿に感動した」と楽しそうに振り返った。
六年前に中国から来日した鄭銘麗(ていめいれい)さん(41)=川口市=も一期生の一人。アルバイトと三人の子育てをしながら、苦手な日本語の上達を目指す。「最初は授業について行けるか不安だった。でも先生も優しく、友達もでき入学して良かった」と笑顔を見せた。
集会には約四十人が参加し、さいたま市内でも公立夜間中学の開校を行政側に引き続き求めていく方針などを確認した。(近藤統義)
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October 04, 2020 at 05:21AM
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公立夜間中、学校生活は充実 川口「作る会」集会で生徒ら報告 「満月の下の運動会は圧巻」 - 東京新聞
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