静岡県島田市の自動車の照明メーカーがつくる「あるもの」の人気がジワジワと広がっています。
自動車の部品メーカーがつくる、意外過ぎる商品を堪能してきました。
島田市の大井川電機製作所。
生産するのは、テールランプやウインカーなど車のライトとして使う電球です。
創業54年、電球一筋のこのメーカーがつくる「意外過ぎる」商品が、いま注目を集めています。
工場に行ってみると・・・
本谷育美アナウンサー「よろしくお願いします」
出迎えてくれたのは約130人の社員を束ねる中河満社長です。
工場にもかかわらず、静けさに包まれた施設内。
案内してもらうと、ドアには「立入制限区域」の文字が。
本谷アナ「きょうは見させて頂いても大丈夫ですか?」
大井川電機製作所・中河満社長「特別に…入りますか」
本谷アナ「すごい、真っ白ですね。手前しか見えない。奥の方は、まったく真っ白で見えないですね」
水蒸気が充満して、先も見通せないほど真っ白になった室内。
そして、そこにはたくさんの白い塊が。
本谷アナ「これはなんですか?」
中河満社長「幻のキノコと言われている『ハナビラタケ』でございます」
本谷アナ「幻のキノコ?」
電球メーカーですが、作っていたのは・・・キノコ。
しかも、市場にあまり出回らないことから、幻のキノコとも呼ばれる「ハナビラタケ」です。
でも、電球メーカーがなぜキノコを?
大井川電機製作所・中河満社長 「得意分野としてきた電球が、流れとしては衰退していくであろうと。何か新しい事業に取り掛かり、もう一つの柱を作りたい。それで社員に『何かないか?』と。その中の1つに、ハナビラタケがあった」
さまざまな車用のライトをつくる大井川電機製作所。
しかし、車のライトも徐々にLED化が進み、白熱電球を専門とするこの会社では売上減少が懸念されていました。
そこで新たな事業として目を付けたのが、ハナビラタケでした。
まったく関係のなさそうな電球とキノコですが、共通点があるといいます。
中河満社長 「もともと電球メーカーだから機械部品を扱うが、これも同じようなもの。品質を管理する、工程を管理する。そういうことはまるきり同じ」
納期までに安定した品質の製品を発注元に届けなければならない工業製品メーカー。
そのノウハウを応用し、湿度や温度から在庫状況まで徹底して管理しています。
会社がキノコ作りの検討を始めたのは5年前。
ハナビラタケを作ることができる長野や群馬の限られた農家に教えを乞いながら試行錯誤を続け、いまでは月に6000パックを生産するまでになりました。
では一体どんな味なんでしょうか?
島田市の割烹「ふじの」。
大井川電機製作所から直接、ハナビラタケを仕入れています。
用意しているのは、塩焼きや、天ぷら、から揚げにバター炒めなど5種類以上の料理。
さっそく、天ぷらを試食してみると…
本谷アナ 「いい食感。熱が通ってますが、かなりコリコリしてますね。香りがふんわりと、キノコの優しい香りが香る感じですね」
コリコリ、プリプリした意外な触感。ほのかに松の香りもします。
店主おすすめのグラタンも食べてみました。
本谷育美アナウンサー「おいしい。色んな素材とうまく合わさって、さらにキノコのいい華やかな香りもするので、どんな料理にも合うかもしれない」
ふじの・西野正洋さん 「何にでも合う気がします。食感がいい。(Q:やっぱりこのコリコリ感?)そうですね。そこが人気だと思います」
大井川電機製作所は10月からハナビラタケ専用の新工場を立ち上げました。
これまでの10倍、月6万パック、年間1億円の売上を目指します。
大井川電機製作所・中河満社長「知名度を上げていきたい。そういう考え方で進めているので、このおいしいキノコを色々な人に食べてもらって広めていきたいです」
電球メーカーがつくる珍しいキノコ。
その意外性のある組み合わせが、町の名物になる日も近いかもしれません。
October 19, 2020 at 07:10PM
https://www.fnn.jp/articles/-/97380
人気ジワジワ・意外過ぎる商品 電球メーカーが作る「幻の・・・」 静岡・島田市 - FNNプライムオンライン
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