大阪大学と東京大学の研究グループが、たんぱく質に「ペプチド」をくっつけ、効率良く改変する技術を開発した。ペプチドは、アミノ酸が鎖のようにつながったもので、様々な作用を持つ。改変たんぱく質を使った新薬や遺伝子治療の開発につながる可能性があるという。
たんぱく質もペプチドも、アミノ酸がつながってできたものだ。違いは大きさで、アミノ酸が数十個より小さいものをペプチドと呼ぶ。
東大グループは、アミノ酸が十数個つながったペプチドを多種類作り、特定のたんぱく質と結合が強いものを探し出す技術を開発してきた。阪大グループは、この技術で見つけたペプチドで、薬などに使える改変たんぱく質を作ろうと考えた。
たとえば、免疫たんぱく質の「抗体」は通常、病原体などの「抗原」1種類にしか反応できないが、抗体にペプチドがつくと、抗原2種類以上に反応できるようになる。こうした抗体は「多重特異性抗体」と呼ばれ、性質を生かして薬に使われている。
研究グループはまず、様々なたんぱく質でペプチドが結合できる場所を推定し、ペプチドをつけたたんぱく質を作成できることを確認。次に、抗体に環状にしたペプチドをくっつけたところ、4種類の抗原に反応する抗体ができた。
別の抗体にペプチドをつけたと…
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March 25, 2021 at 05:00AM
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「改変たんぱく質」効率よく作る技術を開発 東大と阪大 - 朝日新聞デジタル
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