人気の理由
ホンダ「レブル250」の2020年における国内販売台数は1万3958台と、登場翌年の2018年以来、3年連続で軽二輪部門(排気量126~250cc)のトップを守った。なんと2位以下にダブルスコアの大差であり、シェアはこの分野の販売総数の18.5%におよぶ。 ぼくが住むアパートメントの車庫にも1台が収まっていて、その控えめなシンプルさに好感を抱いていた。ホイールやエンジンをはじめほとんどのパーツはブラックアウトされていて、フレームもタンクもコンパクトで低く、さりとて昔のアメリカンバイクのようにふんぞり返ってもいない、クルーザースタイルを手軽なかたちで表現したモデルだ。 その人気の理由について、神奈川県の逗子マリーナを拠点とする「レブル1100」の試乗会の折、本田技術研究所からリモートで話を聞かせてくれた開発者は、「“とっつきやすさ”がキーポイントであると思います。ひとつは誰もが安心感を持てる足付き性のよさ。そしてシンプルな外観は、乗る人のファッションを選びません。クルーザースタイルながら軽い重量と、上から下まで扱いやすいエンジン特性も評価をいただいています」と、明かす。 「アメリカでも若い世代はCBR300などを含め、ホンダのスポーツバイクからモーターサイクル・ライフを始める人が増え、全般にハーレーダビッドソン・スポーツスターやヤマハ・ボルトなどを含め、流行している『ボバースタイル』の波に乗っています」と、自信満々で話してくれた。
ビッグスクーター卒業組もターゲット
レブルは250(59万9500円~)と同時に兄貴分の「レブル500」(79万9700円)も発売され、それらはおなじボディサイズをもち主要なコンポーネンツを共用している。 いっぽう今回発売されたレブル1100(110万円~)は、好評を博しているレブルのコンセプトはそのままに、いわゆるアドベンチャーバイクである「CRF1100Lアフリカツイン」(161万7000円~)と基本構造や排気量がおなじエンジンを用いつつ、ボディを専用開発した。 1082ccの水冷DOHC直列2気筒エンジンは、日常使用での扱いやすさを重視し、アフリカツインの102ps/105Nmから、87ps(64kW)/7000rpm、98Nm/4750rpmというスペックにデチューンされている。270°位相クランクによる不等間隔爆発、つまりふたつのシリンダーで燃焼が等間隔ではなく、偏ったタイミングでおこなわれることで、V型2気筒エンジンに似た抑揚のあるパルスと、扱いやすいトルク特性が生まれるという。 ホンダの技術者によれば、「周波数が高めのアフリカツインと、パルス感は変えています。レブルでは、常用域における扱いやすさに重点を置き、低い周波数で、走らせる楽しさを演出しています」とのことだ。 デュアルクラッチ式AT(DCT)が用意される点もアフリカツインとおなじで、価格は通常の6段MTより10%高い121万円となる。日本では2020年12月に、二輪免許の制度が改定され、AT限定免許でもDCT車を運転できるようになった。変速操作に自信もしくは興味がない、たとえばビッグスクーターを卒業したような人々もターゲットにできる、とホンダの販売部門は期待している。
March 22, 2021 at 10:06PM
https://ift.tt/3lGxjYq
新型レブル1100は王者・ホンダが作るバイクらしさ満載! シリーズ最上級ならではの魅力とは?(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース
https://ift.tt/35vzQLu
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "新型レブル1100は王者・ホンダが作るバイクらしさ満載! シリーズ最上級ならではの魅力とは?(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース"
Post a Comment