1枚のTシャツを作るために使用される水の量がどのくらいかご存じだろうか? WWF(World Wide Fund for Nature・世界自然保護基金)によると、1枚のコットン製Tシャツを作る過程で使用される水の量はなんと2,700ℓにも及ぶという。一日1.5ℓ/人の水を飲むと仮定すると、これは約5年分の水分量にあたる。このようにファッション業界は大量に資源を使用しているだけではなく、製造されたものの着られないまま処分される服も多いことから“自然の破壊者”と呼ぶ人もいるほどだ。しかし地球温暖化や相次ぐ異常気象を受けて現在の大量生産・大量消費を見直す動きが出ていて、欧米を中心にファッション業界でもサーキュラーエコノミーに取り組む企業が増えている。そしてこの流れを日本でも推進させたいと誕生したブランドが「BIOLOGIC PHILOSOPHY(ビオロジックフィロソフィ)」(GSIクレオス・東京)だ。 サステイナビリティを実現する手段としてサーキュラーエコノミーをブランドコンセプトとするBIOLOGIC PHILOSOPHY。コレクションで使用しているのは、リサイクルコットン・リサイクルポリエステル・リサイクルコットンデニム・オーガニックコットンなどすべて“サーキュラーな素材”。ゴミ(廃棄物)を出さないという前提の上で、極力環境負荷が小さい素材を採用している。 ラインアップは、Tシャツ・裏毛ジョガーパンツ・デニムジャケット・裏毛パーカー・ジーンズなどで、Unisex対応のアイテムが多いことと、重ね着や2wayデザインなどでシーズンに関係なく一年中着用することができるアイテムを用意していることがBIOLOGIC PHILOSOPHYの特徴の一つとなっている。4月1日には、オーガニックコットンを使ったニットシリーズ6種類などを新たに発売する。 「こうありたい」と願うファッションやライフスタイルを消費者とともに紡いでいく“ナラティブエコシステム”を目指すBIOLOGIC PHILOSOPHY。HPではコレクションのほか、100%ナチュラル成分の洗濯用洗剤「SHIMIZUYAランドリーソープ」(清水屋・松山市)と「SHIMIZUYAファブリックソフナー」および自然由来100%のヘア&ボディケア商品3種類も販売している。またリフォームショップ「フォルムアイ」(フォルムアイ・大阪市)と提携。BIOLOGIC PHILOSOPHYの商品をお直しする場合は10%割引が適用され、リフォーム、リメイクすることによって購入した服を長く使用するよう消費者に促している。 BIOLOGIC PHILOSOPHYでは今後、リフォームを念頭においたデザインのアイテム展開や、コレクションのレンタル、着古したコレクションの回収なども視野に入れていくという。サーキュラーエコノミーの実現は一人もしくは一社の努力で実るものではない。BIOLOGIC PHILOSOPHYは消費者およびほかの企業・団体とともにサステイナブルなファッションのあり方について考え、社会全体でサーキュラーエコノミーを実践する方法を模索していくことを目指しているという。
April 01, 2021 at 05:26AM
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