パラ競泳の一ノ瀬メイは、昨年10月末に現役を引退したことで自身の体に対する考え方が変わったと話す。
「競技者として必要な筋肉がついた体が今までの理想でしたが、引退後は、“自分の体を自分でコントロールできること”がより大切だと思うようになりました」
ほかの誰かではなく自分の意思で自らのボディを管理し、その体に誇りを感じ満足を得ることができる──それが一ノ瀬が考える「美しい人」の姿だ。
一方で、自分ではコントロールできない部分にコンプレックスを感じたとき、一ノ瀬はどう乗り越えてきたのだろうか。
「視点を変えてみることが大事。自分では気に入らないパーツでも、自分に与えているものがあるかもしれない、と考えてみるんです」と話す彼女は、「私は自分の腕が短いことを嫌だと思ったことはありませんが」と前置きしつつ、こう続けた。
「この体で得た経験が今の私をつくってくれました。それがすべてです。この腕じゃなかったら出会えなかった人がたくさんいたと感じます。そういうことを数え上げていくと、好きじゃないかもしれない部分に対しても自ずと感謝が湧いてくるんです」
そんなふうに、現状への感謝と愛と誇りは、一ノ瀬が前を向いて進むための原動力となってきた。
「『自信』とは、自分を信じることだと今まで思っていたのですが、ある人から『自分との信頼関係=自信なんだよ』と聞いて腑に落ちたんです。例えば、親友にひどい言葉はかけないですよね。それと同じ。大切なのは、自分が自分の親友になること。自分をよく知り、自分との誠実な関係を築いていくことが、自己肯定感に繋がっているのかもしれません」
Text: Maya Nago, Mina Oba
August 26, 2022 at 10:14AM
https://ift.tt/deUclT8
自分との信頼関係が、自信を作る──元競泳選手の一ノ瀬メイ。【わたしのための、ボディポジティブ】 - VOGUE JAPAN
https://ift.tt/nsKuMp1
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "自分との信頼関係が、自信を作る──元競泳選手の一ノ瀬メイ。【わたしのための、ボディポジティブ】 - VOGUE JAPAN"
Post a Comment