スマート工場化への取り組みの取材を行っているとよく聞くのが、製造現場とIT部門の壁です。スマート工場化を進めるには、現場の業務や作業などの理解が必要となります。一方で、IoT(モノのインターネット)などのデジタル技術の活用への知見も求められます。これらの2つの知見が必要であるにもかかわらず、多くの製造業で現場知識を持つ製造部門と、デジタル技術への知見を持つIT部門でのコミュニケーションがなく、これが成果の生まれない要因になっています。
特に製造現場から聞くのが「ITは使えないものしか持ってこない」というような話です。IT側はガバナンスやセキュリティ、先進テクノロジートレンドなどの発想で多くソリューションを持ち込もうとしますが、生産性や安定稼働などを求める現場の本質的な考え方や、業務のリアルな困りごとなどと合致せず、結果として現場で使われなくなるというものです。
ただ、こうした状況も徐々に変化しつつあります。1つの原動力となるのが、「ローコード開発」や「ノーコード開発」だと感じています。
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June 17, 2022 at 10:00AM
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製造現場でアプリを作る、ローコード開発が現場にもたらすメリット - MONOist
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