レッズは、試合の立ち上がりからアグレッシブに闘ったが、前半に2失点を喫し、その後も前後半を通じてチャンスはつくったもののゴールは奪えず、後半にもゴールを奪われて0-3で敗れた。
序盤にペースを掌握したのはレッズだった。高い位置から激しくボールを奪いにいき、素早い攻撃を仕掛ける。相手のビルドアップやスローインからボールを奪って立ち上がりから何度もペナルティーエリアに侵入していった。
3分にはカウンターを受けたが、キリアン エンバペのドリブルを酒井宏樹が止める。その直後には伊藤敦樹が中盤でボールを奪い、小泉佳穂のスルーパスから松尾佑介が抜け出し、相手GKをかわしながらシュート。ボールは枠の左に外れたが、PSGがシュートを打つ前にレッズが決定機をつくった。
さらに5分には相手ペナルティーエリア内でプレスをかけてボールを奪い、パスをつないで最後は伊藤がミドルシュート。ゴールの左上に飛んだボールは惜しくも相手GKのセーブに阻まれたが、果敢にゴールを奪いにいった。
16分には強烈なミドルシュートで失点を喫してしまったが、レッズの選手たちは闘う姿勢を崩さなかった。
31分にはスルーパスからサイドを抜け出そうとしたディナ エビンベを明本考浩が体を張って止めると、32分にはチャンスを創出。酒井のくさびのパスを伊藤がワンタッチで右に送ると、ダヴィド モーベルグがクロス。こぼれ球を拾った松尾がシュートを放ったが、足を伸ばしたDFにブロックされてゴールは奪えなかった。
38分にはカウンターから中央でエムバペがドリブルを仕掛けてきたが、1対1で岩波拓也が完璧にボールを奪取。ビッグプレーにスタンドからは大きな拍手が送られた。
41分には岩尾 憲のサイドチェンジ、明本と関根貴大の連係で左サイドを崩し、最後は小泉佳穂がボレーシュート。44分には中盤でボールを奪い返した関根のスルーパスを受けた松尾がペナルティーエリア内の左からシュート。立て続けにチャンスをつくったが、GKに阻まれてゴールは奪えなかった。
後半開始とともにセンターバックの岩波、知念を除き、9人が交代。ブライアン リンセンが浦和レッズデビューを果たした。
そのリンセンは52分に早速チャンスを迎える。江坂 任の浮き球のパスをペナルティーエリア内の右でシュート。GKに阻まれながらもストライカーらしいプレーを見せたリンセンだったが、55分に工藤孝太と交代となった。
思わぬ選手交代が発生したレッズの選手たちだったが、リオネル メッシ、ネイマールがピッチに立ったPSGを相手に堂々と闘い続けた。
65分には宮本優太が右サイドから斜めにドリブルを仕掛けてパスを送ると、江坂が右サイドの浮き球のパス。これを受けてペナルティーエリア内に侵入した松崎 快がグラウンダーのパスを送ると、ゴール前に走り込んだ馬渡和彰がワンタッチでシュート。しかしこれもGKに阻まれてゴールは奪えない。
76分には3失点目を喫してしまったが、79分にはスルーパスを通されて迎えたピンチで牲川歩見がビッグセーブで防いだ。
その後もレッズの選手たちは闘い、最後までゴールを目指し続けたが、試合は0-3で終了した。
次戦は、30日(土)に19時から埼玉スタジアムで行われる、明治安田生命J1リーグ 第23節 川崎フロンターレ戦【MATCH PARTNER DHL】となる。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
July 23, 2022 at 10:29PM
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