＜伸びよＩＴ人材県内のプログラミング教育＞（上）世界にないもの作る：中日新聞Web - 中日新聞

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「世界の人に使ってもらえるツールを自身の手で作れるのが面白い」とプログラミングの魅力を語る松田さん＝勝山市内で

　デジタル技術があらゆる方面へと行き渡った現代。コンピューターのプログラミングは論理的な思考力が養えるとして、県内でも小学生らを対象にしたプログラミング教育が盛んに実施されている。中日新聞福井支社と日刊県民福井は今年から「県小学生プログラミングコンテスト」を主催し、将来的なＩＴ人材の育成を後押ししていく。プログラミング教育で活躍する県内の教室指導者らに、プログラミングへの思いや活動の狙いなどを聞いた。

　世界で、日進月歩を続けているＩＴやソフトウエア業界。この時流の中にあって、将来を担っていく子どもたちを中心に、嶺北でプログラミングの普及に力を入れているのが福井市でＩＴ企業を経営する松田優一さん（４４）。プログラミングの魅力や、幼少期からの学習の重要性について考え、活動に力を入れている。

　出身地である勝山市や福井市で数年前から教室を開き、現在指導する小中学生は五十人を超える。きっかけの一つは“不安”だった。「ＩＴをやっていると、中国のソフトウエア産業の勢いが想像以上にある。このままでは技術が抜かれてしまう」。何かできないかと考え、将来を担う子どもたちのためのプログラミング教室を、自身の社...

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