臼井昭仁
夫婦岩がある三重県伊勢市の二見浦の海水から伝統的な製法で自然塩を作っている「岩戸の塩工房」が、同市二見町松下に新工場を建てた。先月から稼働を始め、「見学者大歓迎」と呼びかけている。
二見町の旅館「岩戸館」のおかみが四半世紀ほど前、「家族の体質改善」を目的に作り始めた岩戸の塩。それが評判を呼び、今では飲食店など各地に顧客を抱える。
旅館裏の小屋で作っていたが、近年は小屋と釜の老朽化が進み、見学希望者を受け入れられなくなっていた。昨年12月、次男の百木(ももき)良太さん(41)が社長となって分社化し、神前(こうざき)海岸近くの現地へ移転し、新工場を建てた。
敷地面積は1650平方メートル。くみ上げた海水をためるタンク棟に店、工場の計3棟が並ぶ。木造の工場には釜が二つ。木材を燃料に、海水を沸騰させて濃縮し、焼いて完成させるという伝統的な作り方だ。
1日かけてできる量は20~25キロ。新工場になったことで年間を通じて安定して塩作りができるようになった。これまでより多い年8トン以上の生産量が見込めるという。
百木さんはコロナ禍の収束後を見据える。「遠方から来てくれた人が工場をのぞいて、昔ながらの塩作りの雰囲気を知ってもらった上で商品を買ってもらえればうれしい。事前に申し込みがあれば案内もしたい」と話している。
問い合わせは、同工房(0596・65・7980、原則日曜休み)へ。(臼井昭仁)
October 26, 2021 at 07:00AM
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二見の海で作る自然塩 見学者歓迎「岩戸の塩」新工場完成 - 朝日新聞デジタル
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