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テレ東
2021.10.18 Youは何しに日本へ?
日本を訪れる外国人たちを、空港や街でアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは、「謎メシ 謎旅 謎ドッキリ ざっくりYOUに密着したらスゴいの撮れた!SP」。何が起きるか謎だらけ&意外な結末の95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?
空港を飛び出し、東京都内の街中・企業・語学学校でYOUを直撃、イチオシの母国メシを自宅でゴチさせていただく「YOUの自慢の母国メシは?」。
東京・池袋にあるYOU専門の不動産保証会社で声をかけたのは、ザンビア共和国(アフリカ)出身で滞在歴12年のチパさん(30歳)。南アフリカ共和国の少し上に位置する人口約1800万人のザンビアだが、チパさんが来日したのは母親が日本人だから。自身のルーツを知りたくて、政府からの奨学金で留学し、現在は会社のPR担当として活躍している。
さっそく自慢のザンビア料理を聞いてみると、「イフィサシ」という聞き慣れない料理名が飛び出した。しかも「イシマ」と食べると美味しいというが、いったいイフィサシやイシマって、どんな料理なのか!?
じつはイシマはザンビアの主食で、乾いたトウモロコシを粉にしてお湯と練った白い餅のようなもの。イフィサシの紹介はというと、味付けは塩くらい...とざっくり説明してくれた。
数日後、自慢の母国メシをゴチになるため、チパさんと合流したのは東京都大田区。この日もダシキといって、アフリカではオーソドックスな民族衣装での登場だ。アフリカ大陸を型どった首飾りは手作りだそうで、ザンビアはこの辺だと、首飾りのプレート上でまたざっくり説明してくれた(笑)。
さっそく案内してくれた自宅は立派な一軒家で、スゴいな~と驚いていると、お手伝いをしてくれる友人のルビンダさん(45歳)が登場。室内もまた素晴らしいお部屋で、そこらじゅうに趣味の筋トレマシンもあって、まるでジム! 「食べる前に運動しないと」と、まずは2人で筋トレを始めた(笑)。
そしてよく見ると、部屋にはルビンダさんの賞状がズラリ...。ここでようやく、豪邸はルビンダさんの家だと気がついた。チパさんの自宅にはIHコンロが1つしかなく撮影が難しいというので、ザンビア大使館のベテラン書記官・ルビンダさんが住む、この大使館職員用の家での撮影協力を頼んでくれたそうだ。
さあ、いよいよイシマから調理開始! 材料のトウモロコシの粉・卵・牛乳をよく混ぜ合わせ、筋トレ代わりに(笑)10分ほどがガシガシ混ぜ続けると、下ごしらえは準備完了。
続いて謎のイフィサシ。材料はピーナッツ、ケール(時期的に手に入りにくいカボチャの葉の代用品)がメイン。ピーナッツをフライパンで煎って薄皮を取り、約1時間茹でてからミキサーでペーストに。ケール・トマト・玉ねぎを少量の水で約30分煮て、塩とペーストしたピーナッツを投入し、フタをして蒸らす。
ここで少し休憩して、ルビンダさんがザンビアの国旗(緑は自然を、オレンジは世界に輸出している鉱物を表現)を用意してくれたので、国について紹介しておこう。1964年にイギリス領から独立したザンビアは、現在でも公用語は英語。野生動物に遭遇できるウォーキング・サファリ発祥の地でもあり、ビクトリアの滝もある自然豊かな国だ。19世紀末ごろに銅の鉱床が発見され、現在でも世界有数の銅産出国に。かつて日本の銅輸入最大の供給先はザンビアだったといわれており、両国には深い関係があったのだ。ご存じでしたか?
チパさんは、パパ(ザンビア)とママ(日本)の間に産まれたハーフで、4人兄弟の長男。18歳でママの母国を知ろうと日本に留学したところ、ザンビアの知名度の低さに驚いたという。しかもザンビアのネガティブな一面"紛争や貧困"についてばかりが報道されていたのだ。
そこで就職後は、積極的にザンビアの魅力を伝えるイベントに参加し、25歳のときには自らザンビアの家庭料理を紹介するグルメの大型イベントも企画。「心を通わせるコミュニケーションができるのは食事。料理を食べてもらえれば興味を持ってもらえると思った」というのが目的だった。
大使館や在日ザンビア人たちへ協力依頼に奔走する中で、ルビンダさんとも仲良くなった。ルビンダさんも「彼は民間人なのにザンビアのアピールをしてくれた。"食は人々を近づけるもの"。彼の行動力はスゴいと思ったね」と、チパさんの行動力を絶賛する。このときは、多くの日本人がザンビアの魅力を再発見してくれて、イベントは2カ月に延長されるほど大反響だったという。この活躍を知ったザンビア大統領(ルング元大統領)とは、2018年に対面も実現した!
ついに、「家庭料理の代表格なんだ」というイシマとイフィサシが完成!
本場の食べ方は、神に感謝しお湯で手を清める→出来たてのイシマを手でちぎる→手のひらで丸め親指でくぼみを作る→イフィサシをイシマですくって食べる、だそう。ゴチになったDは「美味しい!」と絶賛しつつ、「うまくたとえられないが、野菜の葉にピーナッツがくっついた感じの優しい味」「あっさりしているから毎日食べられます」と、微妙な感想とお礼を伝えたところで密着は終了! チパさん、ザンビアの美味しい母国メシをごちそうさまでした!
October 18, 2021 at 06:00PM
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大統領も感謝するヤリ手YOUが作る謎のザンビア料理をゴチ!:YOUは何しに日本へ? - テレビ東京
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