盛岡市のリンゴ農園では、リンゴのおいしさをより多くの人たちに知ってもらいたいととれたてのリンゴで作った「リンゴあめ」が販売されていて、ＳＮＳなどで人気を集めています。
「リンゴあめ」を販売する「かどしげ農園」は、８８年続くリンゴ園で、およそ３．５ヘクタールの畑で２０種類ほどを栽培しています。
ことしは、夏の猛暑の影響などで収穫量はかなり少ないものの、しっかり蜜の入ったおいしいリンゴに育ったということです。
農園の吉田重樹さんは、この味を年代問わずたくさんの人に楽しんでもらいたいと、とれたてのリンゴを使った「リンゴあめ」の販売を１０月から始めました。
「リンゴあめ」は、毎朝吉田さんが１００個ほどを手作りしていて、リンゴ本来の食感を楽しめるようアメはなるべく薄く付けるよう心がけています。
また、すぐに食べたい客には、一口大にカットするサービスも行っています。
ＳＮＳで発信したところ、そのおいしさと「映える」見た目から人気を集め、開店から２時間ほどで売り切れになる日もあるということです。
子どもと買いに来た３０代女性は、「シャキシャキしていて、新鮮だし、見た目もかわいいので魅力的です」と話していました。
吉田さんは、「若い人たちのフルーツ離れを感じています。この「リンゴあめ」を食べてもらって、リンゴそのもののおいしさに気づいてもらいたいです」と話していました。
この「リンゴあめ」は、リンゴが収穫できる間は販売を続ける予定だということです。
November 22, 2023 at 05:48PM
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