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蜷川実花に染まる中庭 道後温泉×現代アート、映えで作る新たな魅力 - 朝日新聞デジタル

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 夕闇に湯屋の明かりが漏れている。濡(ぬ)れ縁に湯上がり客の影がゆらり。夢か、うつつか。ちょうちん輝く湯の町は、日が昇れば一変。夜明けのむこうに、鮮やかなアートが広がった。

写真・図版
日没後に点灯した花柄のちょうちん=松山市の道後温泉、上田潤撮影
写真・図版
色鮮やかな中庭で、大人たちは立ち止まって写真を撮り、子どもたちは元気に走り回っていた=松山市の道後温泉、上田潤撮影

 あかね色の柱が並ぶ回廊が、極彩色の中庭を囲む。バラの赤、チョウの青。時を止め、切り取った命の一瞬が、中庭を染め上げている。

 聖徳太子も入ったと伝わり、年間約100万人が入浴に訪れる道後温泉松山市)には、市営の外湯が三つある。本館、別館椿(つばき)の湯。最も新しい別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)は、飛鳥時代の建築をモチーフに、2017年に開業した。

 白い石畳だったその中庭は、昨年10月から写真家・蜷川実花さん(49)の写真で埋め尽くされている。保護フィルムで覆われ、踏み固められた作品は格好の撮影スポットだ。スマホを手にした若者の中には、寝転んで自撮りをする人も。近くでレストランを営む男性は「街が明るくなった」と話す。

 記事の後半では、おすすめのグルメスポットを紹介します。会員登録をすると応募できるプレゼントもあります(6月6日午前0時まで)。

 アートとのコラボレーション…

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May 28, 2022 at 01:00PM
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