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サイフォンで1杯ずつ作るマイルドなコーヒー|喫茶静香(1938年創業)【京都 喫茶店散歩】12 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp

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おしゃべりする、ぼーっとする、読む、学ぶ、考える、俗世間の塵を払う──そこは人間にとって大切なものに満ちた場所。喫茶店でしか出会えない“普段着の京都”をご案内します。

椅子の座面がいい味わい。ガラスケースにはリプトンの古い箱などが無造作に並んでいる。

『喫茶静香』は、今出川通と千本通の交差点近く、西陣( 応仁の乱の西軍の陣地)と呼ばれる地域の一角にある。西に5分ほど歩くと、京都五花街のひとつ上七軒だ。店主の宮本裕行さん(55歳)によれば、子どもの頃は、織物店の旦那衆が上七軒に飲みに行く前に、店に立ち寄る姿がよく見られたという。

サイフォンを操作する裕行さんの娘・明さん(21歳)。奥さんも店で働く。ベレー帽がユニフォーム。家族経営の気さくな雰囲気。

芸妓さんと遊び人と

「フルーツサンドセット」1000円。クリームはイチゴ入り。6種のフルーツをデニッシュで挟む。コーヒー単体は420円。

店は、裕行さんの祖父・宮本良一が始めた。「静香」という名の芸妓さんがやっていた喫茶店を買い取ったという。良一は遊び人だったようで、店をやっていれば遊ばないだろうという周囲の期待もあったらしい。良一の娘(裕行さんのおばにあたる)が継ぎ、3代目として、隣の実家で居酒屋『串しずか』を営んでいた裕行さんが継いだ。

創業当初はネルドリップだったが、客が多いと抽出が間に合わず、味にムラが出やすいので、サイフォンに替えた。1杯ずつ作るから、香りが落ちないというメリットもある。新しい名物としてフルーツサンドも始めた。

昔から変わらないこともある。井戸水である。このあたりは地下水が豊富で、西陣で染物が盛んになったのも、いい地下水があったからだといわれている。

裕行さんは、酸味のきつくないマイルドなコーヒーをめざしている。口当たりのよいまろやかな味。昔ながらのうまい地下水のおかげもありそうだ。

曲面ガラスのショーケースが印象的。奥に中庭があり、喫煙スペースとなっている。

喫茶静香
京都市上京区南上善寺町164
電話:075・461・5323 
営業時間:9時30分~17時30分
定休日:水曜、第2火曜
交通:京都市営バス千本今出川バス停より徒歩約5分
サンドイッチが豊富。喫煙可。

【立ち寄り情報】
・上七軒歌舞会まで徒歩約10分。北野をどりの公演が行なわれるほか、夏は、芸妓さん舞妓さんに会
えることで有名なビアガーデンが開かれる。
・北野天満宮まで徒歩約15分。菅原道真を祭神とする全国の天満宮の総本社。「もみじ苑」は紅葉の名所。

取材・文/大塚 真、撮影/小林禎弘
※この記事は『サライ』2021年10月号別冊付録より転載しました。

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May 02, 2022 at 09:10AM
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