Ｂ２仙台７連勝ＰＧ神里、渡辺が流れ作る - 河北新報オンライン

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2022年5月1日 6:00

　３０日、仙台市のゼビオアリーナ仙台などで試合があり、東地区の仙台は西地区の福岡を８２－６０で下し、今季２度目の７連勝を飾った。

　福島は西地区の奈良を９６－５８で破り、３連勝。山形はＦＥ名古屋に７４－９６で屈して１１連敗となった。青森は東京Ｚに９２－７１で勝った。

　仙台が後半に攻勢を強め、連勝を今季最多に並ぶ７に伸ばした。３８－３５で迎えた第３クオーターにオリバーの３点シュートなどでリードを広げた。バーレルら５人が２桁得点を記録。福岡は後半に勢いを欠いた。

試合後半、我慢比べ続く流れを打開

　仙台のポイントガード２人が試合後半、福岡との我慢比べが続く流れを打開した。司令塔の神里は「前半はあまりいい守備ができず、相手に振り切られてしまった。後半は修正して戦えた」と語った。

　５点リードの第３クオーター中盤、神里と渡辺が投入された。直後に渡辺のアシストで神里が３点シュートを決めると、チームは本来の姿を取り戻し始めた。

　以降も渡辺が激しい守備で攻守の切り替えが速い福岡の勢いを止め、神里が攻撃の起点を担う。終盤の１０連続得点を演出して相手を突き放した。「みんなでしっかり守り、次のプレーにつなげられたのが良かった」と周囲をたたえる。

　前半は福岡のレモン、ジョーダンを中心とする力強い攻撃を止められない上、要所でターンオーバーを繰り返し、リズムに乗れない時間が続いた。藤田監督は「最初の２５分は福岡のペース。受け身になってしまった」と振り返る。

　それでも福岡との第１戦勝利によって、Ｂ１昇格を懸けたプレーオフ（ＰＯ）での有利な条件をつかみ取った。ＰＯ初戦、準々決勝のホーム開催に加え、準決勝、決勝も各地区の１位と対戦する場合以外はホームで戦えることになった。

　東地区優勝を逃した後、掲げてきた目標を達成し、「第２戦も頑張り、いい結果でＰＯに臨めるようにしたい」と神里。連勝でリーグ戦を締めくくりたい。
（丹野大）