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noteの加藤CEO「仕事を通じて『欲しい未来』を作る」 - 日経ビジネスオンライン

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「日経ビジネスLIVE」とは:「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト

 ビジネスパーソンとしてどう成長していくか――。特に若い世代では大きな関心事です。では、注目を集める成長企業の経営者は、30代までに何を学び、どんな経験を積んできたのでしょうか。本インタビューシリーズでは、若手ビジネスパーソンにも知られる起業家・経営者に「自分のいまを形づくった若い頃の経験、努力、失敗」などを振り返っていただきます。

 また、本シリーズと連動して日経ビジネスでは、若手読者向けにこうした起業家・経営者の経験やビジネススキルをオンラインで学ぶ日経ビジネスLIVEを展開しています(電子版有料読者は受講料無料です)。ウェビナーの日時・プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

“もしドラ”の略称で、280万部を記録した大ベストセラーになった『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海著)。書籍の編集を担当して社会現象を巻き起こした加藤貞顕氏は今、note(東京・港)というスタートアップを率いている。お笑い芸人や川崎フロンターレ、作家の吉本ばななさん――。あらゆる人が自己表現できるように、と2014年に始めた投稿プラットフォームは会員登録者数が約380万人に達した。なぜヒットを相次ぎ生み出せるのか。加藤氏に仕事のヒントを聞いた。

加藤貞顕(かとう・さだあき)氏
note CEO(最高経営責任者)。1973年新潟県生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程を修了し、2000年アスキー入社。05年ダイヤモンド社へ。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海著)などのベストセラーの書籍編集を手掛ける。11年にピースオブケイク(現note)を設立。12年、コンテンツ配信サイト「cakes(ケイクス)」を始め、14年にはメディアプラットフォーム「note(ノート)」をリリース。 (写真:竹井俊晴)

加藤さんといえば2009年発売の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の書籍編集を担当し、280万部のベストセラーを生み出しました。学生の頃から出版業界を目指していたのでしょうか。

加藤貞顕・noteCEO(以下、加藤氏):小学生の頃は大の本好きでした。新潟の田舎に住んでいたのですが、毎日通っていた地元の小さな本屋では、両親が本をツケで買えるようにしてくれていました。家庭用コンピューターの普及に伴い、小学生でプログラミングも覚えました。

 就職したのは27歳と、人より遅いスタートです。大学院に行ったのは、単純に就職したくなかったから(笑)。経済学を専攻していたのですが学部を卒業した段階ではやりたいことが見つからず、社会に出る自信もありませんでした。

 学生時代は勉強よりむしろコンピューターに夢中でしたね。当時OS(基本ソフト)の「Linux」が普及し始めたくらいで、(パソコン雑誌の)「アスキー」に記事を投稿したりしていました。やりたいことをやっていたのが、思えば今につながっています。

 アスキーに就職したのですが、最初は焦りがありました。27歳というと、大卒入社組の中には頭角を現す人が出始める時期ですからね。

働き始めて焦りは消えましたか。

加藤氏:雑誌の編集者は1年で1周して、2年目で復習して、3年目でオリジナリティーを出すようにして成長していきます。編集者として特集記事のレイアウトを考えて「ラフ」を描いたり、カメラマンさんに発注したり、寄稿を依頼したりといろいろなことをやりましたね。自分で記事を書く場合もあります。

 入社したとき先輩に「あなたのようにできるまで、何年くらいかかりますか?」と聞いたら「3年」と言われました。「長いな」と思いましたが、きっと気を使って短めに言ってくれたのでしょうね(笑)。実際に自信を持ってできるようになるまでに、3年はかかりました。

書籍の編集を始める前にどのような転機があったのでしょうか。

加藤氏:雑誌で自分で企画した連載が書籍になったことがきっかけでした。雑誌はどうしても編集長のもの。早いサイクルでPDCAが回せる点はよかったのですが、書籍は自分でなんでも決められるのがいいと思いました。

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July 05, 2021 at 03:00AM
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