もっともらしい答えを作り出す対話型AI(人工知能)のチャットGPTは、ネット上のフェイクニュースにも大きな影響を及ぼす可能性があります。
政府のAI戦略会議の有識者委員で、フェイクニュースに詳しい山口真一・国際大学GLOCOM(グローバル・コミュニケーション・センター)准教授は、フェイクニュースを誰でも大量に作れるようになり「世論工作の民主化」が起きると言います。【聞き手・須藤孝】
◇ ◇ ◇
フェイクニュースの大量生産
――フェイクニュースを作るのに便利な道具になりませんか。
山口氏 チャットGPTなどの生成AIは正解だけを言ってくれるものではありません。自然に誤情報を言ってくることが特徴です。
フェイクニュースと密接に関わることは間違いないでしょう。
チャットGPTの「答え」にだまされることは十分にあり得ます。
――気をつけなければいけませんか。
◆個人の使用については、「AIリテラシー」の問題です。AIも間違えると認識したうえで、適切に活用できるような教育が必要です。
ただし、悪意を持って偽情報を作ることに使われ、SNS(ネット交流サービス)に投稿されるとなると別問題です。
フェイクニュースはセンセーショナルで目新しく見えるために、SNS上では真実に比べて6倍のスピードで伝わるという米国の研究があります。
フェイクニュースを信じている人が拡散して、訂正情報は拡散されにくいという現状が既にあるのです。
――これまでもあったことが加速するのですね。
◆チャットGPTを使えば大量のフェイクニュースが作れます。簡単に世論に影響を与えること…
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May 29, 2023 at 02:00AM
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チャットGPTでできる「世論工作」 誰でも作れるフェイクニュース | | 山口真一 - 毎日新聞
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