NTTとNTTデータ、香味醗酵(大阪市)は、膨大な匂い成分の中から最適な組み合わせを瞬時に見つけ出し、求める匂い・香りを再構成する技術の実機検証を開始した。香味醗酵が保有する数千種類の匂い成分を基に、NTTが開発を進める次世代光イジングマシン「LASOLV」とNTTデータのデータ分析技術を活用して行う。香料開発の効率化・高度化に加え、映像産業やメタバースでの匂い情報の実装など、新たな事業創生にも展開できる技術を目指す。
ニュースリリース香味醗酵は、ヒトが感じる匂いの情報をデジタルデータで記述する独自技術と、そのデータベース化、求める匂いを少数の匂い分子を組み合わせて再構成する技術を開発する。これに、LASOLVの計算力とNTTデータの数理モデル構築技術を適用し、求める匂いの再構成に向けた最適な匂い分子の組み合わせを高速で算出する。
40万種類以上存在する匂い分子から経時的変化まで考慮した膨大な組み合わせの試作と評価を繰り返す従来の手法に比べ、どれだけ開発期間を短縮できるか、より良い香料が生み出せるかを比較評価する。2023年3月末までの予定で進める。
NTTでは、その後もLASOLVでのさらに大規模な組み合わせ最適化問題に取り組むと同時に、より広範囲かつグローバルなビジネス活用に向けた検討を行う。量子コンピューターやメタバースなどの先進技術を使った新たなビジネス創出を目指し、海外の大学やスタートアップとも連携する。香味醗酵では、世の中のすべての匂いの記録、保管、転送、再生を可能にするプラットフォーム構築と、それを生かした新たな嗅覚ビジネスに向けたDXを進める。
December 02, 2022 at 03:00AM
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NTTや香味醗酵などが匂いを作る技術実証、光イジングマシン活用 - ITpro
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