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プラごみ削減へ、お米で作るマイおちょこ 佐賀・蔵開きイベント - 毎日新聞

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使い捨ての試飲用プラスチックカップ(右の2個)と制作する「お米のおちょこ」=2023年2月22日午後0時3分、斎藤毅撮影 拡大
使い捨ての試飲用プラスチックカップ(右の2個)と制作する「お米のおちょこ」=2023年2月22日午後0時3分、斎藤毅撮影

 佐賀県鹿島市で毎年3月に開かれる合同蔵開きイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」で、今年からプラスチックごみの削減に向けた試みが始まる。地元20団体でつくる市ラムサール条約推進協議会と蔵元が協力し、使い捨ての試飲用プラスチックカップの削減を目指す。米を素材の一部に使ったバイオマスプラスチック製「マイおちょこ」を制作する。

 鹿島酒蔵ツーリズムは2012年に始まり、コロナ禍で19~22年は中止したが、今年は4年ぶりに25、26日に開かれる。鹿島市の5蔵に加え、15年からは嬉野市の3蔵も合同で開催。来場者は年々増加し、前回19年は約9万9000人でにぎわった。

 来場者増に伴い試飲用プラカップのゴミ問題が浮上。蔵元からの問題提起を受け、昨年4月ごろからバイオマスプラスチック製のおちょこを使うアイデアが持ち上がった。

 制作するのはポリプロピレン49%と米51%が素材の「お米のおちょこ」。直径5センチ、高さ3・8センチで5色ある。素材の米には廃棄される破砕米やくず米を用いる。

 協議会の試算では、来場者9万人が蔵1カ所で1人4個のプラカップ(0・17グラム)を試飲に使った場合、5蔵回ると180万個計約300キロのプラゴミが出るという。1人20回試飲する想定で、まずは2万個のプラカップ削減を目標に「お米のおちょこ」1000個の作成を目指す。

使い捨ての試飲用プラスチックカップ(右)と制作する「お米のおちょこ」=2023年2月22日午後0時14分、斎藤毅撮影 拡大
使い捨ての試飲用プラスチックカップ(右)と制作する「お米のおちょこ」=2023年2月22日午後0時14分、斎藤毅撮影

 協議会は制作費調達のため、今月いっぱいクラウドファンディング(CF)「YOKATO!」で資金を募っている。支援金5500円(税込み、送料込み)でおちょこ1個と棚田米仕込みの新酒(720ミリリットル)1本、同8690円でおちょこ2個と同新酒2本が付くなどの返礼品が用意されている。おちょこは会場での販売も検討していくという。

 協議会事務局の室井利允さんは「お米のおちょこ持参で来てもらい、プラごみを削減しながら酒蔵ツーリズムで気持ちよくお酒を飲んでほしい。徐々に浸透させてプラカップをなくしていければ」と話している。問い合わせは事務局(0954・63・3416)。【斎藤毅】

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March 21, 2023 at 03:17PM
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